訪問診療・往診に距離制限がある?

精神科訪問診療がわかる

こんにちは、南晴病院です。南晴病院は連携医療機関とともに東京都23区全域へ精神科訪問診療を提供している医療機関です。今回の動画では、かかりつけなど訪問診療の利用を考えている精神科のクリニックや病院がご自宅から離れた場所にあるとき、どの程度の距離まで対応可能なのか、距離制限について説明していきます。

訪問診療の距離制限は原則16km圏内

精神科訪問診療における距離制限は、医療機関と患者さんの自宅との距離が16km以内であることが原則です。ご自宅から、かかりつけの医療機関が16km以上離れている場合は、かかりつけを変更しなければならない可能性があります。また、16km以内であっても医療機関によっては3kmや5kmなど近隣のみ対応しているところもあるので注意が必要です。

当院は東京都内に連携医療機関があるため、東京23区のどこにお住まいでも、南晴病院を含む成仁グループの訪問診療をご利用いただけます。

16km超の訪問診療が認められるケース

原則としては訪問診療の訪問範囲は「医療機関所在地と患家所在地との距離が16km以内」とされていますが、16kmを超えてもその医療機関からの訪問診療を必要とする、次のような「絶対的な理由」があれば利用できる可能性があります。

絶対的な理由に該当する例

  • 患者さんのご自宅から半径16km以内に、患者さんの求める診療に専門的に対応できる保健医療機関が存在しない場合。
  • 患者さんのご自宅から半径16km以内に、患者さんの求める診療に専門的に対応できる保健医療機関が存在していても訪問診療等を行っていない場合。
  • 重症児の在宅医学管理時や、訪問型病児保育中に必要となった場合の小児科の診療など、訪問診療等に対応できる保険医療機関の確保が特に難しい専門的な診療を要する場合で、近隣に対応できる保険医療機関を患者が自ら見つけられず、訪問診療等を依頼された保険医療機関側も、患者の近隣に対応できる医療機関を実態上知らない場合。
  • 半径16km以内に患者さんの求める診療に専門的に対応でき、訪問診療等を行っている保険医療機関が存在しているものの、やむを得ない事情で当該保険医療機関の医師が訪問診療等できないといった、訪問診療等を受けることが困難な場合かつ以下の点を満たす場合に半径16kmの外の保健医療機関による訪問診療等が可能になる。

    具体的には、訪問診療等の依頼を受けた、半径16kmの外の保険医療機関が、当該保険医療機関の医師が往診の必要性を認めた場合等に、当該患者さん又はご家族に対し、普段、当該患者が受診や相談等を行っている保険医療機関や医師がいるかを確認し、

  • 患者さんから「いない」と回答を得た場合
  • 患者さんから「いる」と回答を得た場合については、半径16km以内にある、普段、受診や相談等をしている保険医療機関等に確認を行い、対応不可との返答があった場合又は訪問診療等の依頼の場合には連絡がつかなかった場合

精神科訪問診療のお申込み・お問い合わせ

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