こんにちは、南晴病院です。南晴病院は連携医療機関とともに東京都23区全域へ精神科訪問診療を提供している医療機関です。今回の動画では往診・訪問診療を選ぶときのおすすめな方法に関してご説明させていただきます。
高齢化社会に突入してから往診や訪問診療の役割は年々高まっています。なぜなら高齢化により在宅生活を送る認知症の患者さんが増加しているためです。認知症の患者さんは自ら受診することは難しく、高齢ということもあり体力的にも受診は難しい場合が多いです。 また、認知症以外の精神疾患の患者さんであっても、受診の難しい方がおられ、自宅にいながら診察してもらえる訪問診療の需要は高いです。
需要が高まると、導入する医療機関も増えるため、乱立に繋がります。メンタルクリニックがどの駅にもあるように、訪問診療も「どこを選べばいいのかわからない・・・。」そんな事態に陥ります。
そこで、今回は往診・訪問診療を選ぶときのおすすめな方法について解説していきます。
おすすめ1「かかりつけの医療機関の訪問診療を受ける」
当たり前ではありますが、元々かかりつけの医療機関が訪問診療を提供していれば、継続して受ける形が望ましいです。場合によって主治医が訪問診療をしていないことや、曜日が合わないなどにより、医師が変更になることも考えらえれます。しかし同じ医療機関内は情報伝達がスムーズであり経過もすぐに調べることができますので、医師は変わっても医療機関は変えないということのメリットは大きいです。しかし訪問診療には16キロルールがあり医療機関から16キロ以上離れている自宅には訪問できない場合もありますので、かかりつけが遠方の場合は変更しなければなりません。
おすすめ2「地域包括支援センターに相談する」
認知症などの高齢者に関する相談を各地域で担っている地域包括支援センターの職員は、その地域で活躍している精神科在宅医療を熟知しています。専門家の視点でオススメしてもらえるため、一度相談して、紹介してもらう方法はおすすめです。もし介護保険の手続きもしていきたいなどの場合も、地域包括支援センターでは継続して協力してもらえるため、まさに一石二鳥とも言えます。
おすすめ3「自分の目で確かめる」
医療機関を選ぶ際には、Googleなどの口コミを確認することもあるかと思いますが、精神科医療機関の口コミは総じて低い傾向にあり、あまり当てにできません。中には自分の意思に反して治療を受ける方もいるため、恨まれやすい性質があることも理由の一つです。口コミを当てにせずに、まずは電話口や事前相談での職員の様子を自分の目で確認していきましょう。好ましくなければ中断すれば良いだけです。口コミだけで医療機関を避けてしまうと、いい出会いそのものが消えてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
おすすめ4「同系列の訪問看護ステーションがある」
訪問診療は訪問看護とセットで導入されやすいサービスです。セットで導入することのメリットについては「精神科の訪問診療と訪問看護の連携とは」という動画で解説しています。そして、セットだからこそ同系列である方が連携が取りやすいというメリットがあります。訪問看護ステーションを持つ病院やクリニックから選択することはオススメのひとつです。
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