動画の内容
精神科の訪問診療・往診をご検討中の方へ向けて、準備から利用開始までの流れについて説明させていただきます。
導入までの大まかな流れとしましては
1. 初診申込
2. 電話説明
3. 事前準備
4. 予診訪問
5. 導入決定連絡
6. 訪問診療開始
の順番に進めて参ります。
1.初診申込み
訪問診療を利用したい旨を電話にて連絡し、申し込みをしていただきます。専門の相談員が対応します。こんな相談でもいいのかななど、悩みを解決します。
訪問診療窓口の050-3734-5341までご連絡ください。
また、「これって訪問診療が必要なの?」「外来でもいいのかな」など、
通院、検査、入院、発達支援、介護、福祉など精神科に関する全般の相談をお受けする
医療連携室の相談員 鶴岡直通ダイヤルは050-3481-5926です。お気軽にご相談ください。
2.電話説明
担当職員よりお電話にて事前説明させていただきます。必要書類の準備やその他必要な情報について確認させていただきます。この事前説明には30分から1時間程度の時間がかかりますので、予めご了承いただければと思います。
3.事前準備
電話説明にてお伝えする必要書類と相談票の準備をしていただきます。
必要書類の準備
- 保険証のコピー
- これまでの病状や病歴が分かるもの
- 限度額認定証のコピー
- 介護保険証のコピー
- 精神・身体・愛の手帳のコピー
- 身体科と精神科の処方がわかるお薬手帳
- 診療情報提供書や紹介状
これらの書類を準備していただきますが、介護保険や手帳など所持利用していないものに関しては不要です。また、コピーの準備ができない場合は、職員が訪問の際、3つ書類を写真撮影させていただきますので、原本のご用意をお願いいたします。
相談票の準備
続いて相談票を準備していただきます。相談票は訪問診療のWebページからダウンロードしていただき、事前記載をお願いしております。小児用・成人用の2種類がありますので、対象の患者様に合わせて間違いのないよう準備してください。
4.予診訪問
担当の医療職スタッフが訪問。診療開始の前に事前にご自宅へ訪問させていただくことを予診訪問と呼びます。予診訪問では以下について確認させていただきます。
病状確認
ご本人様・ご家族様から気になる症状や日常生活の困り事などからこれまでの治療経過や成育歴などを確認させていただきます。
事前準備書類の確認
先ほど説明させていただいた事前に準備していただく書類の内容に漏れがないかなど確認させていただきます。
訪問診療の治療についての説明
訪問診療での治療は、カウンセリングや認知行動療法などの心理療法ではなく、主に薬物療法で行われます。また、訪問看護をセットで導入することで、じっくりと話を聞く場を設けられ、病状の評価も細かく知ることができ、作用副作用の確認や薬の管理などを支援します。訪問診療との同時利用は治療効果が高いと報告されており、両方を利用することを推奨しています
同意書にサイン
説明内容について、ご同意いただければ同意書にサインをしていただきます。
自立支援医療制度の利用について
自立支援医療制度は所得に応じて精神科の医療費の控除が受けられる制度です。利用していなければ、訪問診療や訪問看護、薬代などの費用を抑えられるため、申請していきます。
もともと外来診療などで利用している方の場合は、訪問診療に変更手続きが必要になります。新規申請する場合には、医師の診断書が必要になりますので、初回の訪問診療後に申請することになります
処方薬の受け取り方法について
訪問診療で発行した処方箋の処理方法について決めていきます。当系列の訪問看護を導入する場合、薬局で調剤されたお薬を訪問看護師が自宅までお届けします。導入しない場合はかかりつけの薬局などを利用して、ご自身で薬を受け取りに行きます
予診訪問では、以上の確認・調整をさせていただき、訪問を終了します。また、予診訪問は私費看護での支援となりますので、30分で3,300円 60分で6,600円の費用が発生いたします。あらかじめご了承ください。
5.導入決定連絡
導入が最終決定しましたら、担当者へ電話連絡をいたします。初回訪問の予定日時・訪問頻度について相談します。担当医と同行者名、処方箋の処理方法やお薬のお届けについて、医療費の請求方法や支払い方法についてなどを説明します。
また、車で訪問する都合上、自宅周辺の環境について車が止められるか、目印や表札はあるかなども確認させていただきます。
6.訪問診療開始
当日、医師とともにご自宅へ訪問して診察をさせていただきます。病状に合わせて必要であればお薬を処方させていただきます。
以上が訪問診療の利用開始までの大まかな流れとなります。ご質問がありましたら、気軽にお問い合わせいただければと思います。よろしくお願いいたします。