こんにちは、南晴病院です。南晴病院は連携医療機関とともに東京都23区全域へ精神科訪問診療を提供している医療機関です。
今回の動画では訪問診療と訪問看護は併用について解説します。
精神科訪問診療と訪問看護は併用可能
結論から言うと、訪問診療と訪問看護の併用は可能です。実際に併用している方は多くいます。
精神疾患になると病気や症状によって日常生活の自己管理が難しくなることが多いです。訪問診療は症状などで外出が困難だったり長時間歩けない、人混みに行けない、自己中断のきっかけにならないようにしたいなど様々な方が利用しています。どれも病気や症状によって日常生活が困難になってしまっていることが原因です。そうした方に対して診察や処方、検査などの医療サービスを提供することが訪問診療の役割です。
そして、これらの困難を抱える方は、受診行動以外にも多くの日常生活の困難さを抱えています。そこで訪問診療では補えない部分の困難へ介入するために訪問看護を利用します。
日々を支援する訪問看護はスゴイ!!
例えば、症状管理の援助だと、服薬行動の援助や精神症状への対処方法、活動や生活リズムに関する援助をすることができます。これらは数週間に一度の訪問診療では解決できませんので、日々関われる訪問看護が役に立ちます。
訪問看護を導入することで、再発予防というリカバリーだけではなく、QOLの向上や社会参加への援助なども介入してもらうことができますので、パーソナルリカバリーの両方を支援してもらうことができます。そういう意味で積極的に併用することが望ましいと言えますね。
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