往診・訪問診療のメリット

こんにちは、南晴病院です。南晴病院は連携医療機関とともに東京都23区全域へ精神科訪問診療を提供している医療機関です。今回の動画では精神科の往診・訪問診療のメリットについて解説していきます。

訪問診療のメリット
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訪問診療のメリット

訪問診療の最大のメリットは通院が難しい方であっても在宅生活を送ることができるという点です。医療は入院治療と外来治療の２つが基本的なサービスであり、最も普及されているものです。

入院治療

入院治療は日々の生活や薬の管理などを看護師をはじめ、医療スタッフが支援してくれます。医師も病室まで訪問して診察をします。このようにある程度、受動的に治療を受けられる医療が入院治療です。

外来治療

一方で外来治療は生活を管理しながら薬や病状などの自己管理が必要になります。診察も自ら足を運び受診しなければ受けられません。入院治療とは違い主体的に治療を受けなければ成り立たないという特徴があります。

訪問診療

訪問診療は入院治療と外来治療の中間を支援するサービスでもありますので、スモールステップで地域生活へ戻ることができます。これが最大のメリットであると言えます。

他にも、通院先が遠くて体が不自由なため体力的に困難である場合や、人気な病院で待ち時間が長いために、受診日は1日がかりて時間が消費される場合も回避することができます。訪問診療であれば、自宅まで医師が来てくれるので、待っていれば大丈夫です。待ち時間も自宅で時間の有効活用をすることができるなどのメリットもあります。

支援者側の視点としては、自宅で生活状況を拝見できるのは大きなメリットです。あまり見られたくないところだとは思いますが、日常生活の中に、再発のきっかけなどが隠れていたりします。実際の生活について相談を受けながら支援することができるのは、外来で本人から話を聞くだけで推測するよりも、大きなメリットであると言えます。